アベノミクス・サナエノミクスの内容・違いは?効果,評価,成果も簡単解説|消費者 経済 総研

最終更新日:2025年 10月 25日
"datePublished": "2025-10-25"

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アベノミクス・サナエノミクスの内容・違いは?
効果,評価,成果も簡単解説|消費者 経済 総研

▼アベノミクス とは?

アベノミクスとは、どんな内容か?
また、3本の矢とは何か?

その成果・効果・評価は?

アベノミクスの結果は、
成功だったか? 失敗だったか?


▼サナエノミクス とは?

新首相・高市早苗氏の 経済・財政の政策は?
アベノミクス と サナエノミクス の違いは?


これらを、経済の専門家・評論家の
消費者 経済 総研 の 松田 優幸 が、
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今回号のポイント
-- 消費者 経済 総研 --

◆はじめに

まず始めに、成果・効果の評価をする際、
特定の政党・内閣に対して、肯定・否定をしない。

政党・内閣ではなく、
あくまで、「政策」 に、フォーカスしている。

その政策の中でも、「 経済の政策 」 を対象とする。

-- 消費者 経済 総研 --

◆アベノミクスは、経済政策として成功?

アベノミクスは、2次・安倍内閣での経済政策だ。
まずは、失われた20年を、振り返る。

2次・安倍内閣の時、GDPはプラス成長に、なった。
そこまでの様々な内閣では、プラスではなかった。

アベノミクスで、日本経済は、反転上昇したのだ。
経済政策の視点では、アベノミクスは、成功だった。

 約20年間の8つの歴代内閣では
 安倍内閣だけが GDPプラス成長だった?

小泉内閣~2次・安倍内閣の、約20年間での、
8つの歴代内閣を、経済で比較し、振り返る
 ↓
在任期間でGDPを、成長させたのは、
8の内閣では、安倍内閣(2次)だけだった
 ↓
2次・安倍内閣での経済成長は、
折れ線グラフで見ても明確で、優等生だ
 ↓
アベノミクスの効果で、
人々の 「 年収も、下落から上昇へ 」 と、反転した

アベノミクスは、経済政策として、効果があった。
その結果・成果は、成功だった評価できる。

成功を示す、根拠のGDP等の、データ・グラフは、
本ページの、下段に、掲載中だ。

▼年収(年間賃金) の 推移

年収は、1997年まで、上昇したが、
消費税の増税で、長期低迷へ




▼アベノミクス で 上昇



-- 消費者 経済 総研 --

◆だが、消費増税は、余計だった?

しかし、2014年の消費増税で、
消費支出は、急落し、経済にブレーキに
 ↓
せっかく好調だった、アベノミクスは、
消費増税で、台無しに
 ↓
実は、安倍首相は、消費増税に消極的だった?

-- 消費者 経済 総研 --

◆三本の矢 とは?

アベノミクスは、下記3分野の政策で、構成された。

 [1] 第一の矢 金融の政策

 [2] 第二の矢 財政の政策

 [3] 第三の矢 成長の戦略

前項で、マクロ経済のデータを見た。
そこでは、アベノミクスは、成功だと評価される。

3本の矢の、3本が、成功に導いたのか?
 ↓
そうではない。
第2の矢と、第3の矢は、ほとんど未実行だった。

第1の矢・金融政策だけの、一本足打法だったのだ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆サナエノミクス とは?

高市政権と安倍政権は、似た政権だ。
高市政権は、サナエノミクスを、標榜する。

サナエノミクスは、アベノミクスを、踏襲している。

サナエノミクスと、アベノミクスの、違いは?
 ↓
第3の矢が、少し違う。

アベノミクスの第3の矢は、
規制緩和で、民間活力による成長戦略だった。

サナエノミクスの第3の矢は、
危機管理投資・成長投資に、置き換えている。

つまり、規制緩和と言うよりは、「投資」 なのだ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆本ページの構成は?

前項は、今回号のポイント・要約だ。
ここから、詳細の解説編だ。

以降は、下記の 「 3段構成 」 としている。

[1] アベノミクス と 3本の矢 の詳細の解説

[2] サナエノミクス・アベノミクスの違いの詳細

[3] アベノミクスの、成果・評価の詳細




[1] アベノミクス とは ?

 -アベノミクス と 3本の矢 の詳細の解説-

アベノミクスとは、
第2次・安倍内閣 (2012年12月~) の経済政策だ。

アベノミクスのネーミングは、下記が由来だ。

安倍氏の苗字 「 アベ 」 に、
経済の英語 「 エコノミクス 」 をかけた造語。

1980年代の、米国のレーガン大統領の経済政策は、
「 レーガノミクス 」 と、言われていた。

これに、ちなんだネーミングである。

アベノミクスの目標は、下記だ。

 ・デフレからの脱却
 ・富の拡大

この目標を実現する、具体的な経済政策が、
「 3本の矢 」である。

「 3本の矢 」とは、下記の3つだ。

 ① 金融の政策
 ② 財政の政策
 ③ 成長の戦略




① 第1の矢は 「 金融の政策 」

日本は、デフレ、つまり、物価下落の状態にあった
 ↓
下落で、マイナスが、さらなるマイナスを、呼ぶ
 ↓
会社の売上も、社員の給料も、下がった
 ↓
そこで 「 2つの 金融緩和策 」 をした

2つの緩和策とは、下記の2つだ。

 ・ 低金利の政策
 ・ 量的緩和の政策

-- 消費者 経済 総研 --

◆低金利の政策

低金利の政策で、金利が下がり、借金しやすくなる
 ↓
住宅ローンの金利も、下がる
 ↓
住宅ローンの、支払い利子の、負担額が、減る
 ↓
住宅が、買いやすくなる
 ↓
住宅の売れ行きが、良くなる
 ↓
不動産会社の、売上が増える
 ↓
関連する業界の、売上も増える
 ↓
関連する業界は、引越・家具・家電など、様々ある
 ↓
関連業界の、売上が増え、その社員の給料も、増える
 ↓
社員の給料が、増えたので、 社員は買い物を増やす
 ↓
デパートや、スーパー・マーケットの売上も増える
 ↓
様々な業界の売上が増えて、経済の全体が良くなる

 金利を、下げる事で、
 住宅を起点に、様々な業界が、繁盛へ

 低金利の政策で、景気浮揚へ

▼日本でも 米国でも

金利の上げ・下げに、反応する代表業種は、住宅だ。
それは、日本でも、米国でも同じだ。

米国の中央銀行FRBの議長のパウエル氏は、
housingを、下記としている。

 interest-sensitive parts of the economy

-- 消費者 経済 総研 --

◆量的な 金融緩和の 政策

前項は、「 低金利 」 の政策 だった。
続いて、「 量的な 金融緩和 」 の政策について。

量的緩和策で、世の中の、お金の量が、増える
 ↓
民間企業や、民間の消費者の、お金の量も、増える
 ↓
お金が増えて、企業は、原材料の仕入購買を増やす
 ↓
消費者にも、恩恵があり、買い物の予算も増える
 ↓
仕入購買や買い物での、需要が増える
 ↓
需要が増えたので、物の値段が上がる
 ↓
経済が、インフレ側に、傾く
 ↓
デフレ・マインドが払拭へ (マイナス → プラスへ )


モノの値段が、仮に2%UPしたら?
 ↓
会社の売上は、自動的に、2%UPする
 ↓
会社の売上がUPしたので、社員の給料も、上がる


本ページでの解説は、わかりやすさを、優先する。

そこで、まずは、かなり単純化した内容とした。
よって細部では正確さを、犠牲にしている箇所がある。

▼ 「 量的緩和 」 のやり方は?

量的緩和の代表的な方法は、「 国債購入 」だ。
それは、下記の流れで、おこなう。

日銀が、民間の銀行等から、金融商品を買う
 ↓
その購入対象の金融商品は、国債が、代表的だ
 ↓
民間の銀行等が、金融商品を、日銀に売るのだ
 ↓
民間の銀行等は、その売却代金を、手にする


これで、民間の銀行等は、
国債という金融商品を、現金に変える事ができた

国債の売買で、下記の移動が、あったのだ。

 国債 : 民間が 日銀に 国債を売る
 代金 : 民間が 日銀から 売却代金をもらう
 
こうして、お金が、「 日銀→民間へ 移動 」する
 ↓
民間部門 (世の中) のお金の量が、増える

 これが、2つの金融緩和策の内の
 「 量的緩和策 」だ。

  ※用語解説:そもそも 国債 とは?

▼増えたお金は どうなる?

民間の銀行等が、お金を増やした
 ↓
その増えたお金で、企業に、貸しやすくなる
 ↓
「 貸し渋り 」 や「 貸しはがし 」 も改善される
 ↓
民間企業が、活動資金を、増やせる
 ↓
活動資金が増えたので、経済活動が、活発になる

 お金の量を、増やす事で、
 民間の企業や消費者が、購入活動を増やす

 量的緩和の政策で、景気浮揚へ




② 第2の矢 「 財政の政策 」

2本目の矢の、財政政策は、
「 積極財政 」 の方法によって、おこなう。

 積極財政 とは?

積極財政とは、政府が積極的に、お金を使うこと。
政府が、多くのお金を、支出して、景気拡大させる。

積極財政では、政府が借金を、増やしてでも、
積極的に、お金を使うのだ。

それは、下記の流れによる。

民間需要 (会社の需要+消費者の需要) が弱い
 ↓
消費者の需要が弱いとは、買い物パワーが弱い事だ
 ↓
買い物パワーが、弱いので、店舗の売上が、増えない
 ↓
店舗を経営する、企業の売上が、増えない
 ↓
企業売上が増えないので、社員の給料も、増えない
 ↓
景気は、低迷状態となる

 では どうする?

民間の需要が弱いなら、政府が代りに需要者になる
 ↓
政府が自ら、需要を積極的に、増やすのだ
 ↓
政府が需要を増やすとは、政府の支出を増やすこと
 ↓
政府が、経済対策の予算で、自らお金使い支出する
 ↓
政府が、民間企業へ、様々な発注をする
 ↓
それで、民間の企業の、売上が増えるのだ

-- 消費者 経済 総研 --

◆政府支出 の 具体例は?

「 政府の支出 」 と言ったが、下記の2つがある。

 ① 政府 最終消費 支出 → 政府による 消費
 ② 公的 固定資本 形成 → 政府による 投資

①は消費なので、お金を払って、終わる行為だ。
例えば、国の役所が、文房具を買った場合はそうだ。

②は投資なので、お金を払って、長く資産となる。
例えば、道路やダムを、作る場合だ。

ここからは、
公共工事の 「国土強靭化の工事」 を具体例とする。

政府予算を使って、政府が、「公共工事」 を行う
 ↓
その1つの例が、インフラを強靭化する工事だ
 ↓
例えば、川が氾濫しないための、堤防工事などだ
 ↓
政府は、民間の工事業者へ、土木工事を、発注する
 ↓
発注するので、政府は、民間業者へ、代金を支払う
 ↓
お金は、「 政府→民間へ移動 」 する
 ↓
受注企業の売上も増え、その社員の給料も、増える
 ↓
その企業は、取引先への発注(仕入購買)も、増やす
 ↓
その取引先の、企業の売上が増える
 ↓
売上増えたので、その企業の、社員の給料も増える
 ↓
その社員は、増えた給料で、消費を増やす
 ↓
広く世の中へ、経済効果が循環し、広がる

公共事業と聞くと、
下記のような、無駄なハコモノ施設が、連想される。

 閑散とした、博物館や、保養所など

賢い支出 (ワイズ・スペンディング) が、重要だ。
近年では、下記の内容が、その例だ。

・教育、福祉、脱炭素、デジタル化などの費用に使う
・(工事なら) 豪雨被害を救う、防災・強靭化の工事

-- 消費者 経済 総研 --

◆ポイントは 国の借金?

この公共事業などによる、財政支出は、
財源が、ポイントになる。

政府の支出・投資の、財源は、何か?

 ・税金か?
 ・国の借金か?

公共事業の発注が、増えれば、
受注した、民間企業の売上が、増える。

公共事業を、増やすためには、
その発注予算の財源を、増やす必要がある。

 予算を増やすために、増税したらどうか?

民間セクター (企業や消費者) に、増税したら、
民間のお金が、減って、民間は弱体化する。

民間を元気にし、景気を良くする目的なのに、
増税では、逆効果だ。

そこで、政府は、
増税ではなく、借金して、予算を増やすのだ。

 政府が、借金して、積極的に、お金を使う
 それで、民間企業の売上を増やす 

 これが、「 積極財政 」 なのだ




③ 第3の矢 「 成長の戦略 」

規制や、余計なルールが、多くあると、どうか?
 ↓
仕事がやりにくく、新ビジネスが生まれない
 ↓
ガチガチの規制ならば、古い既存企業は独占できる
 ↓
規制を緩和すれば、ベンチャー企業も、参入できる
 ↓
規制緩和で、様々な新しい事が、やりやすくなる
 ↓
新しい商品・サービス・ビジネスが、発展する
 ↓
民間の企業・個人が、活躍し、実力を発揮へ
 
 規制を緩和し、自由度が増えれば、
 ビジネス活動が、活発になるのだ

 新しい商品・サービスも、生まれる
 産業が、成長しやすくなる

-- 消費者 経済 総研 --

◆成長戦略・規制緩和の 具体例は?

成長戦略・規制緩和の、具体例は、「 様々色々 」だ。

ドローン飛行の規制緩和や、自動運転の規制緩和、
再開発・超高層ビル建設の規制緩和、
働き方改革や、電力自由化もそうだ。

経済成長に、つながりそうな事は、様々ある。




金融緩和が 最大の特徴?

-- 消費者 経済 総研 --

◆アベノミクス 最大の 特徴は?

 ① 金融の政策
 ② 財政の政策
 ③ 成長の戦略

アベノミクスの、①②③の、3本の矢は、
経済学では、基本的な内容だ。

諸外国でも、似たような事が、行われている。

▼1本目の 金融緩和が 最大特徴

アベノミクスでの特徴で、効果的だったのは、
1本目の「 金融政策 」を、大胆に、実施したこと。

それが成果に、なったのは、下記が大きい。

 安倍首相が2013年、日銀総裁に黒田氏を指名し、
 黒田氏が長年、総裁を務めた

「 黒田バズーカ砲 」 「 異次元規模の緩和 」
などの言葉も生まれた。

とにも、かくにも、大胆で徹底的に、
金融緩和を実施したのが特徴だ。

▼2本目 と 3本目の 矢は?

第1の矢の、金融緩和は、成功した。
だが、2本目と3本目の矢は、ほぼ未達なのだ。

2本目は、積極財政だった。
政府が、積極的に、お金を使うことだった。

政府のお金で、民間企業へ、発注を増やすのだった。
その時の予算は、増税ではなく、国の借金だった。

 予算が、増税なら、どうなるか?

例えば、民間から、10兆円を増税して、お金を集め、
その予算で、政府が民間へ工事発注したらどうか?

民間セクターは、増税されて、10兆円が減る
 ↓
10兆円を得た政府は、その額で、民間へ発注する
 ↓
民間は、工事受注で、10兆円を、受け取る
 ↓
民間は、増税で10兆円減り→受注で10兆円増える
 ↓
民間セクターでは、10兆円が、「 行って 来い 」だ
 ↓
これでは、民間のお金は、増える事はない。

 では、予算が、
 増税ではなく借金なら、どうか?

政府の借金は、どこへ、返済するのか?
最大の、返済先は、日銀だ。

政府は、日銀から、借金している。

(なお政府は、日銀から直接借金しない規則があるので
民間の銀行等を、中継して、借金をする)(借換債除く)

日銀が、政府に、お金を貸す時は、
新たに、日銀がお札を、印刷するのだ。

その新たに印刷して、誕生したお札を、政府に渡す。

つまり、無の状態から、印刷でお札が、誕生する。
財源が、借金の場合は、新たにお金が増えるのだ。

その新たに誕生して、増えたお金を使って、
民間企業へ、発注する。

この方法では、誰も、お金を減らしていない。
この方法では、お金は、増えるだけなのだ。

政府は、増えたお金で、民間へ発注する
 ↓
受注した企業は、売上がUPする
 ↓
売上UPで、その企業の、社員の給料もUPする
 ↓
給料増えたので、その社員は、買い物を、増やす
 ↓
買い物が増えたので、店舗企業の、売上も増える
 ↓
民間セクターで、様々な当事者の、お金が増える

ここでのポイントは、下記だ。

 国が借金すれば、
 お金が、新たに創造され、お金の量が、増えた

これを、下記と言う。

 信用創造、通貨発行、通貨供給の機能

これは、日本だけでなく、世界中でやっている事だ。
下図のように、各国は、借金の残高を増やしている。




借金で、世の中のお金が、増えたので、
民間人の給料も増える。

下図は 米国の借金残高の 推移

※上2図の対象はLiabilities。(IPSGS(年金等)ある場合はそれを除く)
※下記出典から、「 消費者 経済 総研 」 がグラフ作成
※出典 :IMF | Balance Sheet-IMF Data


借金でお金が増えたので、賃金も増えた。
借金と賃金は、0.99で、高い 相関関係 にある。


 ※借金のデータ、前出のIMFから
 ※賃金のデータは下記出典から、消費者経済総研が、グラフを作成
 ※出典:OECD|Average annual wages

-- 消費者 経済 総研 --

◆お札の量を 増やさないと?

前項で、新たにお札が誕生し、お金の量が増えた。
お札の量が、増えないと、 給料を、払えなくなる。

給料が伸び悩む、日本でさえ、
約50年間で、初任給は、約10倍に、増えた。

給料が10倍に、なったら、
お札の量も、10倍無いと、給料を払えない。

経済の進展と共に、必要なお札の量は、増える。
そこで、日銀が新たに、お札を刷るのだ。

お札を新たに刷って、増やして、お金を増やすのだ。
増税で予算を増やしたら、民間のお金は増えない。

-- 消費者 経済 総研 --

◆安倍政権は 増税した?

前項で、増税の話をした。
安倍政権は、積極財政を、標榜した。

積極財政は、民間のお金の量を、増やす政策だ。
そのためには、民間に増税しては、ダメだ。

だが、2014年と2019年に、
2回も、消費税の増税を、してしまった。

本当は、もちろん、安倍氏は、増税したくなかった。
消費税の増税の延期を、何度も試みたのが証拠だ。

 増税したくないのに なぜ 増税したか?

自民党は、2012年に、増税を、三党で合意した。
2次・安倍政権は、その増税を、追認して生まれた。

政治的な経緯から、増税回避は、難しかったのだ。

積極財政では、増税ではなく、借金でお金を増やす。
だが、アベノミクスでは、消費増税をしてしまった。

よって、アベノミクスでは、
第2の矢の積極財政は、未完なのだ。

と言うよりも、増税したので、逆の事になった。

▼第3の矢は?

第3の矢も、
政策の実施は、一部にとどまり、限定的だった。

つまり、アベノミクスは、
第1の矢の金融緩和に、成功したが、
第2の積極財政と、第3の成長戦略は、未完だ。




金融緩和 の 内容は?

ここらは、第1の矢の金融緩和を、掘り下げる。

-- 消費者 経済 総研 --

◆あらためて 金融緩和策 とは?

A 金利を、下げること (低金利の政策)
B お金の量を、増やすこと (量的緩和の政策)

上記の2つの手法がある。
A 金利下げや、B お金の量の増加で、どうなるか?

前半で解説したが、少し補足し、掘り下げる。

-- 消費者 経済 総研 --

◆A 低金利 政策 とは?

 金利を下げると、どうなる?

例え話で解説する ( 金額などは、仮の数値 )
自動車メーカーが、工場の増設を、検討する。

工場増設の費用は、100億円だ。
100億円を、銀行から、借金する。

金利10%なら、1年で10億円の利子を負担する。
金利が1%なら、1年で1億円の利子を、負担する。

金利が低いと、企業は工場を、増設しやすい。
工場が増設されれば、車の生産台数が、増える。

その増えたクルマを、海外へ輸出する。
こうして、その企業の売上は、増える。

 金利を下げれば、経済は拡大する

▼需要サイドは?

前項の自動車メーカーの例え話は、供給サイドだ。
「 需要サイド 」 では、どうか?

同じく、例え話で、解説する。

1億円のマンションの購入を、検討している。

住宅ローンの金利が、8%ならば、
1年で、800万円もの金利を、負担する。

金利が、0.5%ならば、50万円だ。

1年間で、上記のように、大きな差が出る。
30年間のローンなら、とても大きな差になる。

 (※経年で、元本が減れば、支払利子の額も減少する)

前項の供給サイドの話では、
低金利は、企業にメリットだった。

需要側のマンションの話では、
企業だけでなく、消費者も、恩恵がある。

金利が、下がれば、
消費者は、マンションを、買いやすくなる。

 金利ダウン → マンション需要は アップだ。

マンション売上UP
 ↓
不動産会社の売上UP
 ↓
関連業界 (家具、家電、引越等の業界)の売上もUP
 ↓
不動産業界や、関連業界が、繁盛する
 ↓
繁盛した、様々な業界の「 社員の給料もUP 」へ

 金利を 下げれば
  住宅を 買いやすくなり
  住宅の売上も増えて 景気も拡大する

▼低金利は、企業にも、消費者にも、プラス

ここまでの2つの例え話では、下記がわかった。

 低金利で、
  自動車業界、不動産業界・関連業界にプラス

一方、企業だけでなく、消費者にも、恩恵がある。

 住宅を買いやすくなり、消費者にも、プラス

-- 消費者 経済 総研 --

◆逆に、「 金利を 上げる 」と、どうなるか?

金利が上がれば、住宅ローンの総支払額が、増える
 ↓
マンションを、買おうとする人が、減る
 ↓
金利アップ → マンション需要は、ダウンだ
 ↓
マンションの売上は、減る
 ↓
不動産会社の売上が、減る
 ↓
関連業界(家具、家電、引越し等)の売上も、減る
 ↓
不動産業界や、関連業界への、「 需要 」が、減る
 ↓
需要が減れば、「 値下がり 」が、起きる
 ↓
こうして、金利引き上げで、物価は下がる

 インフレが、過熱している時は、
 金利を上げて、値下げを、誘導するのだ

-- 消費者 経済 総研 --

◆B お金の量を増やすと、どうなる?

金利が下がっても、融資する資金が不足だと、
自動車メーカーは、借金できない。

借金できなければ、工場の増設ができない。

また、住宅ローンにおいて、融資資金が不足だと、
住宅購入者は、ローンを利用できない。

ローン組めなければ、住宅が買えない人が増える。

そこで、経済活動を、促進するには、
 「 金利を 下げる 」 だけではなく、
 「 お金の量も 増やす 」 のだ。

お金の量を増やす政策が、量的緩和の政策だ。

-- 消費者 経済 総研 --

◆量的緩和の政策は、どうやる?

量的緩和策は、
既述の通り「 国債の購入 」などにより実施される。

民間銀行は、国債を、多く保有している
 ↓
民間銀行は、その国債を、日銀に売る
 ↓
日銀は、民間銀行にお金を払って、国債を購入する
 ↓
すると、売買代金が、日銀→民間銀行に、移動する
 ↓
日銀の国債購入の増加で、民間銀行のお金が増える
 ↓
民間銀行の「 融資用のお金 」が増える
 ↓
これが、量的緩和策の流れだ




デフレ・スパイラル からも 脱却?

お金の量が増えれば、物価は、上昇方向へ向かう。
量的緩和策は、デフレ脱却効果もある。

-- 消費者 経済 総研 --

◆ミカンの例で、簡単3分解説

 インフレ・デフレは、なぜ起こる?
  発生のメカニズムは?

▼お金の量が 増えると?

カネの量 > モノの量 」
これだと、インフレになる。

マネー・サプライ(通貨の供給量)が、増加すると、
「 カネ>モノ 」 になり、物価が上昇する。

「 ミカン 」の例えで、簡単に3分で解説する。

 例えば、、、

八百屋さんが、「 1個 100円の ミカン 」 を、
10個売っている、とする。

近所の10人が、100円で1個ずつ、買うとする。

 ・買い物する近所の人:10人
 ・ミカンの定価:100円
 ・ミカンの販売数:10個

カネの量↑ > モノの量 のケースは?

 世の中のお金が、増えたら、どうなる?

近所の人が裕福になったと、八百屋さんは知った。

そこで、ミカン1個を、120円に値上げした。
値上げしても、買い手が裕福に、なったので売れた。

 カネが増えると、
 物価上昇(インフレ)になる。

カネの量↓< モノの量 では?

逆に、近所の人のお金が、減ったら、どうなる?

不景気で、お客さんのお財布が、寂しくなった。
いつも通りの100円では、売れ行きが、良くない。

時間がたつと、ミカンは腐ってしまう。
八百屋さんは、「 早く売りたい 」と考える。

そこで、1個80円に、値下げした。

 カネが 減ると、
 物価下落 (デフレ) になる


▼カネの量 >モノの量↓ では?

 モノが減ったら、どうなる?

不作で、入荷が減って、5個しか、在庫がない。

5個 × 100円 = 500円 の売上では、
八百屋さんは、生活できない。

なので、八百屋さんは、値上げを試みる。

逆に、買い手側の立場では、どうか?

近所の人は、数が少ないから、すぐ売り切れちゃう
と懸念し、高値でも、買う人は、いる。

 モノが減ると、
 物価上昇(インフレ)になる。

▼カネの量 <モノの量↑ では?

 逆に、モノが増えたら、どうなる?

豊作で、20個も入荷し、在庫がある。

たくさんのミカンがあり、時間がたつと腐る。
八百屋さんは、「 早く売りたい 」と考える。

そこで1個50円に、値下げした。
半額になったから、お客さんは、2個買った。

そうしたら、いつも通りの1000円を、売り上げた。

 ( 50円 × 10人 × 2個 = 1000円 )

 モノが増えると、
 物価下落(デフレ)になる。

こうして 「 カネの量 」 「 モノの量 」 の
バランスで、物価の上昇・下落が、決まる。




サナエノミクス とは?

新首相・高市早苗氏の、経済・財政の政策は?
アベノミクス と サナエノミクス の違いは?

 ① 第1の矢 金融政策
 ② 第2の矢 財政政策
 ③ 第3の矢 成長戦略

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◆① 第1の矢 金融政策

高市氏は、
24年9月の自民・総裁選の際に、下記を発言した。

「 金利を今、上げるのは アホやと思う 」

日銀は、かつての黒田総裁の異次元の緩和から、
現在は、植田総裁による、正常化への回帰にある。

高市氏は、金融緩和の継続性を、重視する。

金融の正常化 (利上げ)を、急がぬよう、
働きかけを、する可能性はある。

高市氏は、金融緩和を、望んでいる。

その点では、
アベノミクスとサナエノミクスには類似点がある。

なお、過去の総裁選で争った、茂木氏や河野氏は、
正常化、つまり、利上げ側のスタンスだった。

 総裁候補での比較

  緊縮側 ( 利上げ側 ):茂木氏、河野氏
  緩和側 ( 利下げ側 ):高市氏

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◆② 第2の矢 財政政策

第2の矢・財政政策でのポイントは、
既述の通り、財源だ。

 財源は、増税か?借金か?

国の借金は、国債の増発の方法が、メインだ。

高市氏は、「 赤字国債 やむなし 」 と述べた。
25年の総裁選候補では、最も国債の容認派だ。

目指す方向性は、安倍氏も高市氏も同じだ。
だが安倍氏は、未完だった。

あとは、高市氏が、どれだけ、実行するかに注目だ。
なお、閣僚には、片山さつき氏や、城内実氏がいる。

両氏は、積極派で、実行力もありそうだ。

 アベノミクス と サナエノミクス は、 
 第2の矢は、理念は一緒。

 実行力は、
 サナエ政権の方が、ありそうだ。

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◆③ 第3の矢 成長戦略

第3の矢は、アベノミクスでは、
「 民間活力による 成長戦略 」 だった。

その実現のために、「 規制緩和 」 を重視した。

サナエノミクスでは、第3の矢を、
「 危機管理投資・成長投資 」 に、置き換えている。

つまり、高市氏は、
「 規制緩和 」 よりも 「 成長投資 」 なのだ。

なお、政府が、投資の主体となるのではない。
主人公は、あくまで、民間セクターだ。

重点戦略分野に、投資を呼び込む 「 呼び水 」 が、
政府の役目だ。

別の言い方では、
「 投資に 火を ともす 」 のを、政府が最初にやる。

政府が、火をつけた後に、
その火を、大きくするのが、民間セクターだ。

▼重点戦略分野は?

高市氏が考える、重点戦略分野は、
量子、AI、半導体、バイオ、宇宙、防衛などだ。

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◆民間と政府 どっちがよい

成長投資を、考えるのは、
 民間と政府 どっちがよいか?

成長投資を、実行するのは、
 民間と政府 どっちがよいか?

本来は、民間が主体と、なるべきだ。

政府官僚の人数と、民間企業の人数では、
民間の方が、圧倒的に、多い。

多くの人が、考えた戦略の方が、
少数者の立案よりも良い。

 だから、民間主導が良い。

また、民間ビジネスでは、うまくいけば、成功者だ。

成功欲や、ベンチャー・マインドは、民間に宿る。
役人主導では、お役所仕事に、なってしまう。

役所や政府が、産業やビジネスに、首を突っ込むと、
かえって、邪魔になり、失敗するケースは、多い。

役所が、介入せずに、民間主体で、進める。

民間が、やりやすいように、
政府は、介入や規制をしない。

 そのために、「 規制を緩和 」 するのだ
 これを、「 小さな 政府 」 と言う

▼高市氏なら できるのか?

 だが、高市氏は、勉強家だ。

勉強量・知識量は、
政治家の中でも、トップクラスだ。

成長ビジネスや、重点産業の成長・育成に関する、
知見が豊富だ。

よって、高市氏の考えには、外れは、少なそうだ。

高市氏は、
勉強した結果、重要戦略分野を、理解した。

だからこそ、火付け役・呼び水役に、なろうとする。

だが高市氏は、政府介入を、大きくしようとしない。
あくまで、火付け役・呼び水役に、留まるのだ。



アベノミクスの 成果・評価
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◆8つの内閣 の中では?

2次安倍内閣は、最長の内閣となった。
その前の長期の内閣は、小泉内閣で5年5か月。

小泉内閣~2次・安倍内閣の、約20年間での、
8つの歴代内閣を、経済で比較し、振り返る

その期間の8つの内閣は、下記だ。

小泉内閣、安倍内閣(1次)、福田内閣、麻生内閣、
鳩山内閣、菅内閣、野田内閣、安倍内閣(2次)

ここでは「 経済 」に着目する。

経済指標では、まずは、
GDP(国内総生産)で、見てみる。

各首相が、着任した時から、退任する時までの間に、
GDPが、どれだけ成長したかに、注目する。

上記の8内閣では、在任期間で、
GDPを成長させたのは、安倍内閣(2次)だけ




※出典:内閣府 国内総生産 四半期 名目原系列(初稿時点)

※内閣期間
 左から、内閣名:内閣の始期~終期
 | 四半期GDPの始期~終期の割り当て期

1Q:1~3月、2Q:4~6月、3Q:7~9月、4Q:10~12月

小泉内閣:
2001/4/26~2006/9/26|2001/2Q~2006/3Q
1次安倍内閣:
2006/9/26~2007/9/26|2006/4Q~2007/3Q
福田内閣:
2007/9/26~2008/9/24|2007/4Q~2008/3Q
麻生内閣:
2008/9/24~2009/9/16|2008/4Q~2009/3Q
鳩山内閣:
2009/9/16~2010/6/08|2009/4Q~2010/2Q
菅内閣:
2010/6/8~2011/9/02|2010/3Q~2011/3Q
野田内閣:
2011/9/2~2012/12/26|2011/4Q~2012/4Q
2次安倍内閣:
2012/12/26~2012/9/14|2013/1Q~2020/2Q

※四半期GDPの額(単位:兆円)
 始期の額~終期の額。右は、終期額と始期額の差

小泉内閣  :130.09 ~ 128.13  - 1.96
安倍1次内閣 :139.16 ~ 129.39  - 9.78
福田内閣  :138.75 ~ 126.39  -12.36
麻生内閣  :133.67 ~ 119.51  -14.16
鳩山内閣  :128.92 ~ 123.41  - 5.51
菅内閣   :124.11 ~ 121.52  - 2.59
野田内閣  :128.90 ~ 128.37  - 0.53
安倍2次内閣 :123.29 ~ 126.04   2.75

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◆ グラフで見る 安倍内閣の 経済成長

折れ線グラフで見ても、経済成長は明確。
2次安倍内閣のGDPでは、成果・効果ありである。




※出典:内閣府 国内総生産 名目暦年
※前項のGDPは四半期単位の額で、
 このグラフは、年単位(暦年)の値


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◆ 国民の年収は?

2次・安倍内閣では、人々の年収も、上昇した。
平成元年からの、長期トレンドで、見てみる。

1989年(H1)から1997年(H9)まで、
年収水準は、上昇した。

1997年(H9)の4月に、消費税率が3%→5%に
増税の「 消費増税ショック 」があった。



これにより、長年の間、下落に転じた。
デフレ時代の始まりである。

その後、2007年(H19)に、米国の金融商品等の
価格上昇を伴う、好景気があった。

それを、リーマン・バブルと、言う人もいる。
日本の景気も、恩恵を受け、年収も反転上昇した。

しかし、リーマン・ショックで、再度下落した。
その下落幅は、平成時代で、最大となった。

▼アベノミクス で 上昇?

H24年(2012年)の12月26日に、安倍内閣が誕生。
のちに「 アベノミクス 」が始まる。

長く続いた、デフレ基調の、ダウントレンドは、
終了し、年収水準は、上昇を続けた。

こうして、2次・安倍内閣では、
人々の年収は、下落から反転し、上昇した。

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◆実質年収では?

物価変動の影響を除いた「 実質年収 」でも、
アベノミクスで、上昇している。

▼00年代は?

その前の、21世紀の00年代では、どうか?
下図のように、下落トレンドである。




▼アベノミクス 前半は?

アベノミクスの前半の2012年~2016年は、
実質年収は、下図の通り、低迷していた。




この期間2012~2016年のGDPは、拡大を続け、
日本の景気は、回復していった。

しかし、実質年収は、上図のように、下落した。
よって「 実感なき 景気回復 」である。

▼アベノミクスの 後半は?

しかし、2017年からは、実質年収は、
アベノミクス開始時よりも、高い水準になった。

( 2012年: 424万円 → 2018年: 435万円 )




上記グラフから、2017年には、
年収が、物価水準を超えて、上昇した。

つまり2017年から、
「 実感ある 景気回復 」になった。


▼この期間で、下落は1回

2014年以外は、順調に上昇したが、
2014年だけ下落した。

その原因は何か?




2014年の急落は、消費増税の影響である。
ここでも、「 消費増税 は 余計 」 だとわかる。


※実質年収の計算


※実質年収 = 年収 ÷(CPI総合÷100)

※出典
 ・年収:国税庁民間給与実態統計調査結果
 ・CPI総合:総務省統計局 消費者物価指数


- ご注意 -

※年収や賃金データには、
上記の「 国税庁 民間給与実態統計 」以外に、
「 厚生労働省 毎月勤労統計 」もある。

しかし後者は、連続性の喪失問題や、
不正の発覚など、信頼性が無いため、採用してない。

よって本稿では「 国税庁データ 」を採用している。

※「 毎月勤労統計 」の諸問題とは、

・勤労統計の2004~2011年のデータは、
紛失・廃棄され、正確な実質賃金は不明である点。

・また2018年1月から調査方式が変更され、
それ以前と以後の実質賃金の比較が、できない点。

※アベノミクス期間の実質年収は、

「 国税庁 民間給与実態統計 」ではプラスで、
一方「 毎月勤労統計 」では、マイナスである。


※アベノミクスの批判論では、

上記のとおり、信頼性もなく、連続比較もできない
「 毎月勤労統計 」を、エビデンスとして
アベノミクス批判が、なされる試みが多すぎる。

賃金トレンドを把握するには、注意が必要だ。

※なお、両者の違いは
賃金関連統計の比較検証 総務省統計委員会の
比較表(14P)を参照


-- 消費者 経済 総研 --

◆ アベノミクスも、消費増税で、台無し

GDPの概略内訳は、

 ・約60%が 個人の 消費
 ・約25%が 政府の 支出・投資
 ・約15%が 企業の 設備投資

つまり、経済のメイン・エンジンは「 個人消費 」だ。

そこで、GDPの内訳の、個別項目の中の、
「 消費支出 」に、注目してみる。

2008年度のリーマン・ショックで、
消費支出は下落したが、その後、反転上昇した。

2013年度から、アベノミクスが、始まった。
下図の「 緑の➡ 」が、アベノミクス効果である。

黄色矢印よりも、伸び率は、アップしている。
つまり、アベノミクスで、消費支出は、加速した。

しかし、2014年の消費増税で、急落した。
アベノミクスは、消費増税で、台無しとなった。



安倍内閣は、2014年と2019年と、
2回も、消費増税を、実施した。

この消費増税が、なければ、かなりの好景気が、
実現されていた可能性がある。

経済成長が高まれば、
税率がそのままでも、税収は増える。

これを「 自然増収 」と言う。

経済成長が進展すれば、
税率を上げなくても、税収は増えるのだ。

約20年間の8の内閣のGDP増加額の比較から、
安倍内閣の経済政策は、トップの優等生だった。

一方マイナス評価は、2度にわたる消費増税だ。

▼安倍氏は、消費増税に、消極的だった?

安倍首相は、消費増税には、もともと消極的だった。

2次安倍内閣では、
消費増税を、繰り返し延期したのが、その証拠だ。

ならば、消費増税をやらなければ、よかったのだ。

消費税の増税は、今後は、なさそうだ。

逆に、景気浮揚のために、
消費税の減税が、どうなるかに、注目だ。




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「○○の可能性が考えられる。」というフレーズが続くと、
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「○○になる。」と簡略化もしています。
断定ではなく可能性の示唆である事を念頭に置いて下さい。

このテーマに関連し、なにがしかの判断をなさる際は、
自らの責任において十分にかつ慎重に検証の上、
対応して下さい。また「免責事項 」をお読みください。

引用
真っ暗なトンネルの中から出ようとするとき、
出口が見えないと大変不安です。

しかし「出口は1km先」などの情報があれば、
真っ暗なトンネルの中でも、希望の気持ちを持てます。

また、コロナ禍では、マイナスの情報が飛び交い、
過度に悲観してしまう人もいます。

不安で苦しんでいる人に、出口(アフターコロナ)という
プラス情報も発信することで、
人々の笑顔に貢献したく思います。

つきましては、皆さまに、本ページの引用や、
URLの紹介などで、広めて頂くことを、歓迎いたします。
引用・転載の注意・条件をご覧下さい。
【著作者 プロフィール】
■松田 優幸 経歴
 (消費者経済|チーフ・コンサルタント)

◆1986年 私立 武蔵高校 卒業

◆1991年 慶応大学 経済学部 卒業

*経済学部4年間で、下記を専攻
・マクロ経済学(GDP、失業率、物価、投資、貿易等)
・ミクロ経済学(家計、消費者、企業、生産者、市場)
・労働経済
  
*経済学科 高山研究室の2年間 にて、
・貿易経済学・環境経済学を研究

◆慶応大学を卒業後、東急不動産(株)、
 東急(株)、(株)リテール エステートで勤務

*1991年、東急不動産に新卒入社し、
途中、親会社の東急(株)に、逆出向※

​※親会社とは、広義・慣用句での親会社 

*2005年、消費・商業・経済のコンサルティング
 会社のリテールエステートに移籍

*東急グループでは、
消費経済の最前線である店舗・商業施設等を担当。

各種施設の企画開発・運営、店舗指導、接客等で、
消費の現場の最前線に立つ

*リテールエステートでは、
全国の消費経済の現場を調査・分析。
その数は、受託調査+自主調査で多岐にわたる。

商業コンサルとして、店舗企業・約5000社を、
リサーチ・分析したデータベースも構築

◆25年間の間「個人投資家」としても、活動中

株式の投資家として、
マクロ経済(金利、GDP、物価、貿易、為替)の分析や
ミクロ経済(企業動向、決算、市場)の分析にも、
注力している。

◆近年は、
消費・経済・商業・店舗・ヒットトレンド等で、
番組出演、執筆・寄稿、セミナー・講演で活動

◆現 在は、
消費者経済総研 チーフ・コンサルタント
兼、(株)リテール エステート リテール事業部長

◆資格は、
 ファイナンシャル・プランナーほか


■当総研について

◆研究所概要
*名 称 : 消費者経済総研
*所在地 : 東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者 : 松田優子
*U R L : https://retail-e.com/souken.html
*事業内容: 消費・商業・経済の、
 調査・分析・予測のシンクタンク

◆会社概要
「消費者経済総研」は、
株式会社リテールエステート内の研究部署です。

従来の「(株)リテールエステート リテール事業部
消費者経済研究室」を分離・改称し設立

*会社名:株式会社リテールエステート
*所在地:東京都新宿区新宿6-29-20
*代表者:松田優子
*設立 :2000 年(平成12年)
*事業内容:商業・消費・経済のコンサルティング

■松田優幸が登壇のセミナーの様子

ご案内・ご注意事項 
*消費者経済総研のサイト内の
 情報の無断転載は禁止です。

*NET上へ「引用掲載」する場合は、
 出典明記
 当総研サイトの「該当ページに、リンク」を貼る。

 上記の①②の2つを同時に満たす場合は、
 事前許可も事後連絡も不要で、引用できます。
 
 ①②を同時に満たせば、引用する
 文字数・情報量の制限は、特にありません。

 (もっと言いますと、
 ①②を同時に満したうえで、拡散は歓迎です)

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 取材対応での情報提供となりますので、
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電 話: 03-3462-7997 (離席中が続く場合は、メール活用願います) 
         
チーフ・コンサルタント 松田優幸